気多大社と縁結び
縁結び神社の気多大社とは?
気多大社をご紹介
金沢より能登に向かって海岸沿いの千里浜を見ながら進むと、羽咋というところで突然、大きな鳥居がそそりたつ気多大社が目に飛び込んできます。 大鳥居を潜り石畳の長い境内参道を百米も行くと、神門がありその奥に本殿が鎮座ましましています。
因みに、この神社は正しくは「ケタタイシャ」と呼ぶ慣わしがあるそうです。 祭神は、大己貴命(オオナムチノミコト:大国主と同一神)で能登一宮として知られています。 大国主は此の能登地方を開発した大神としても知られているのです。
そして何より、気多大社は縁結びの神としても知られていて、この縁結びの神、神社として有名になったのは、主神が須世理毘売(スセリヒメ)と結婚する時、二人(二神)色んな試練を乗り越えて此の地で結ばれたという神話伝説が基になっています。 実際に此の大社に縁結びの御縁を祈りに来る人が多く、祈りが届いて縁が結ばれた人の数は数万カップルとも言われています。
その後、出雲の国から遥々遠征してきた大国主は、能登に上陸し少名彦と力を合わせながら、この地方を開拓するが、此の時に須世理毘売と結婚するが、更に越後に至った時には、土地の娘神・奴奈河姫(ヌナカワヒメ)とも結婚することになるのです。 そして、其の子が建御名方の神であり、今の諏訪の大神(諏訪大社)となるのです。
実は、神話の書とされる古事記や日本書紀には、大国主は沢山の女神と結婚することになっているのです。 つまり、これが本来の大国主の「国造り」の目的でも有るのです。 他にも、因幡の白兎伝説神話では、因幡のヤガミヒメと結ばれ、九州の有名な神では宗像地方にて、宗像三神の一人タギリヒメと結婚するのです。
縁結びで有名な気多大社。満ち足りた気を貴方のもとへ。
気多大社は、万葉集にその名を見ることができる能登国の一宮です。「気多」と書いて「けた」と読みます。お祀りしている神様は大国主神です。大国主神は古代から各地で信仰され、その地の土着信仰と結びつきました。そこから多くの女神と結ばれたという物語が生まれました。
中でも、素戔男尊(すさのお)の娘、須世理毘売(すせりひめ)との物語は有名です。愛を貫き、困難を乗り越え結ばれたという物語は、縁結びの神様として敬われるのにふさわしいものです。
気多大社が縁結び神社として有名な理由は大国主神が祭神だからだけではありません。ここには、日本で唯一、縁結び専用の祈願所があります。その名も「気麗むすびどころ」と言い、「幸せむすびどころ」で縁結びのための特別なご祈願をしていただけます。恋愛成就をお願いするにしろ、素敵な出会いを願うにしろ、その後の幸せがなければ意味がありません。だから、美しい気が合わさって、その後の幸せを結んでいただけるよう、ご祈願したいところです。また、ご祈願していただいた後は「むすび神苑」で小石を積んで、幸せを積むことをお忘れなく。これできっとたくさんの幸せが貴方のもとに届くことでしょう。
能登国の一宮ということも分かるように、気多大社は石川県にあります。公共の乗り物でこの神社に行くには、最寄り駅であるJR西日本七尾線羽咋駅からバスに乗る必要があります。恋愛や良縁への道と同様に、アクセスが簡単でないところが、また魅力の一つでもあるのですが、もしご都合がつくのであれば、各月の最初の日、すなわち1日に朝早くからお出かけになることをお勧めします。なぜなら、その日は申し込みの締切や人数制限などはあるものの、月次祭に参加できたり、無料で占いやお祓いをしてもらえたりします。ご興味がある方はぜひ詳細をご確認の上、挑戦してみてはいかがでしょうか。
気多大社は縁結び神社であるだけでなく、石川県を代表するパワースポットの一つです。ここにお参りをすれば、縁結び以外のご利益もきっと得られます。人との縁に限らない満ち足りた幸せが一日も早く貴方のもとに届きますように。
気多大社の地図
気多大社のレビュー
気になる彼と友達以上に
女友人と伊豆の旅行へ行き、伊豆山神社のナギの葉を拾ったので、旅のお土産と一緒に意中の人にその葉をお守りだといって渡しました。そしたら、その彼がナギの葉のいわれを調べたらしく、私の気持ちに気がついてくれたみたいで、お返しにとデートに行くことに!
(神奈川県・23歳・公務員)
気多大社の基本情報
- 住所
- 〒925-0003 石川県羽咋市寺家町ク1-1
- 電話
- 0767-22-0602
- 交通